まずは自己分析から！

看護師の転職を失敗させないために

ミスマッチを防ぐために

自分に向いている仕事ややりがいを感じるポイント、働くうえで目標とするものなどを考え、自分自身を見つめ直す作業のことを自己分析と呼びます。この自己分析を怠ってしまうと、転職先が求めていることと自分がやりたいこととのミスマッチが生じてしまいます。このような失敗を避けるために、チェックシートなどを利用して自己分析を行っておきましょう。チェックシートは書籍で紹介されていたりインターネット上にも存在します。自分はなにをやりたいのか、どんな仕事が向いているのかを確認しましょう。
チェックシートを用いて自己分析を行う際は、50～70問ほどの質問に対して「はい」「いいえ」で答えていくことになります。一見面倒な作業にも思えますが、始めてしまえばすぐに終わりますので、やらずに後悔することがないようにしっかり取り組んでください。

自己分析を怠ると失敗する

自己分析を行わずに転職活動を始めると、自分の本当にやりたい仕事が不明瞭なまま転職活動を進めていくことになります。求人を探すにしても指標となる価値基準がないので、余計に時間がかかってしまいます。そしてそのまま転職してしまった場合、後々「これはやりたい仕事ではない、失敗だった」と後悔する可能性が高いです。このような残念な事態にならないようにも、自己分析は大切なのです。
加えて、このような状態で働くことで患者や他の看護師にも悪い影響がでてしまう可能性があります。患者の命に直結する責任ある仕事だからこそ、自身の理想像をしっかりと持っておくべきなのです。

希望条件の優先順位も大切

自己分析をした後は、希望条件の優先順位を確認しておく必要があります。給与などの雇用条件は当然ながら求人ごとにそれぞれ異なります。そのなかで優先順位がはっきりしていないと条件のいい求人にどんどん目移りしてしまい、自分が本来大切にすべきポイントを忘れてしまいます。そのような状態で転職をしてもいずれ後悔することは目に見えていますので、転職先に望む条件や譲れない条件をはっきりとさせておくことが大切です。

引き留めにあった際も効果がある

医療現場はどこも人手不足な状態なので、転職する際に引き留めにあう可能性も高いです。その際に、今よりも給与を上げる、希望部署への配属などといった条件を提示されるかもしれません。このような退職の慰留をされたとき、しっかり自己分析を行っていれば無駄に心が揺れることもないでしょう。「自分が本当に大切にしたいことはなにか」が明確であることで、転職せずに留まるべきか、新天地に挑戦するべきかの正しい判断が可能になります。