労働環境を確認して転職を成功に導く

希望を叶えるための転職活動

転職先の労働環境を確認しておこう

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チェックすべきポイント

看護師は多忙な仕事のため、事前に労働環境を確認しておくことが大切です。まずは残業時間がどの程度なのかを確認しましょう。具体的には、月間当たりの残業時間を調べ、その残業時間が配属先ごとのものなのか、病院全体のものなのかを確認しましょう。また、忙しく働くなかでも休憩時間にはちゃんと休憩が取れているかを確認することも大切です。就業時間中に休憩を取ることは法律で定められており当然の権利なのですが、実際には休憩を全然取れていないような職場もあるため注意が必要です。また、有給休暇の消化率も重要な指標になります。当然消化率が高いほうが休みの取りやすい労働環境の整った職場であると言えます。消化率を調べる際は残業時間と同じように、配属先ごとの数字なのか病院全体の数字なのかをしっかり確認しておきましょう。
そして、労働環境の良し悪しを図るために一番わかりやすい指標と言えるのは、離職率の割合になります。離職者が多い職場はなにかしらの問題を抱えている可能性が高いためです。離職率は、1年あたりの入職者に対する退職者の数を調べれば算出することができますので、このパーセンテージが高い職場は要注意です。

人間関係も大事

数字には表せない部分として注目したいのは職場の雰囲気です。人間関係の悪さなどを理由に退職する看護師も多いため、この点も忘れずに確認しておくべきです。自分の価値観と経営理念が合うのか、自分と境遇の近い看護師は職場にいるのか、といった点などに注目しましょう。

求人情報のココに注目

求人情報を見る際に注意すべき点ですが、まずは基本給と月給の違いを把握しておくことが大切です。基本給は月給から各種手当を引いたものになりますので、求人情報を見た際に「月給~万」とある場合は、実質手元に入ってくる金額はどのくらいなのかという確認が必要になります。
また、休日の表記もしっかり確認しておきましょう。「完全週休2日制」と「週休2日制」は実は異なります。完全週休2日制は、週に2度の休みが必ず設けられていることを言いますが、週休2日制は2度の休みがある週が月に1回はある、という意味になります。それに加え年間休日数もしっかり確認し、どの程度の稼働が求められるのかを把握しておきましょう。
そして、これはすべての職場に当てはまるわけではありませんが、給与が高い病院ほど労働環境が悪い傾向があります。というのも、本来であれば病院ごとにそこまで給与の差はないはずなのですが、極端に高い給与が設定されている場合は深刻な人手不足に陥っている可能性が高く、そのような職場だと休む暇もないほど忙しく働くことになってしまいます。

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